墓場に金は持ってけないから自担に貢いでおく〜同人誌『悪友 vol.1浪費』を読んで〜
先日初めて“薄い本”を買った。正直コミケや同人誌は私には一生縁がないと思っていたし、実際には今回もコミケに足を運ばず通販で手に入れた。でもこれは絶対に読むしかないと思った。
だってテーマが浪費!!!
オタクのみんな、実際お財布事情どうなってんの?を知りたくて同人誌を作ったよ!1439人の浪費家たちへのアンケート結果もまとめました(赤裸々すぎる) / “【お知らせ】冬コミ3日目に「浪費」がテーマの同人誌「悪友」を出すよ!&浪費…” https://t.co/PL9TNoSDCT
— もぐもぐ (@mgmgnet) 2016年12月29日
こちらのアンケートを見ると「47都道府県ツアーを全通で1000万」とか「全ステするためにウィークリーマンション借りてた」等かなりパンチあるエピソードが目に飛び込んでくる。(47都道府県ツアー全通する人っていつ働いてるの?油田持ってるとかなの?物件ってそんなにカジュアルなノリで借りれるの?上には上がいるとはまさにこのこと…笑)
今回『悪友』を購入した動機として自分よりすごい猛者たちの浪費武勇伝を野次馬精神で覗いてみたい というのが一番にあったのだけれど、実際手にとって読んでみると浪費を介して各々の人生観というか、オタクとしてのスタンスや信念がとてもよく感じられた。そしてその幾つかは非常に共感できるものだった。猛者たちの言葉に共感できたのは私も信念をもって浪費している者であるからだと思う。
私は浪費家だ。貧乏学生なので使う金額自体は『悪友』の猛者たちには到底及ばないけど、私は浪費家だ。断言できる、なんていうか思想が、性根からもう浪費家なのだ!
まず私は貯金ができない。基本的に毎月口座残高が3桁になるまで使い切ってしまう。しいて言うなら友人と海外旅行に行くことになった時に最低限の積み立てをする、くらいだ。
私のモットーは「墓場に金は持っていけない」だ。言い換えると、「元気な今しか金を使えない」である。
貯金も出来ない浪費家の娘を憂いて母は「何かあった時のためにお金貯めておきなさい」と言う。また"意識高い系"な友人はコンサート三昧な私に「そんな趣味なんて大人になってからでもいくらでも出来るじゃん、今しか出来ないこと*1にお金と時間を使わないと」と言う。ごもっともだ。でも私はそれらを聞くたびに思うのだ。ー何かあったら、例えば病気になって一生寝たきりになったり事故で死んだり、そんな不慮の出来事に見舞われたらいくら貯金してあったって自分の見たいものはもう見れないし、自担にお金を使えないー だからこそ、明日死ぬかもしれないかもしれないからこそ元気な今日、私は自分のお金を好きなことに使い切っておきたい。
はっきり言ってクズです!
どうしようもない甘ったれですこんなもん。基本的には独立自尊の精神で自分で何でも出来るようにって言われて育てられたし、私自身そのつもりで生きているけど、やっぱりまだ心の奥に何かあった時は誰かに頼ろうとか、最後は家族に助けてもらえるだろうという浅はかな考えがあるからこそこんな持論を展開できるんだと思う。ほんと社会人はこんなんじゃ絶対通用しないと思う。
そして「もし明日死んだら〜」なんて言ってるけど、私は大変有り難いことに丈夫な心と体をもらっているので、正直すごく長生きできると思っている。しぶとく誰よりも生き延びると思う。*2
それでも私は今、目の前にあるパッションにお金を使っていたい。
人生ゲーム、あれって最終的に残ってる家やお金、資産の総額が高い人が勝ちだけど、あれ勝った後残ってるお金は何に使うの? あぁ、2回戦の時に繰り越して使うのか。でも私たちの人生って2回戦あったっけ? ない!人生は一度きりだし自担の人生も一度きり。今日の公演も一度きりなの。 なのに、それをわざわざ見逃して貯めるお金、何の意味がある?もしかしたら明日死ぬかもしれないのに今日の公演見とかなくていいの? 自分が死ななくても自担が明日いきなり芸能界やめたら? もし戦争でも始まってコンサートどころじゃない世の中になったら? 明日地球に隕石落ちて人類滅亡したら? やっぱり自担が元気にステージ立ってくれている今、自分が健康で会いに行ける今、コンサートができる平和で有難いこの時代、今この瞬間、会うしかなくない?会いに行くしかなくない?今お金使うしかなくない??
私はYou&J生まれYou&J育ちのジャニヲタだから、ずっと何があるかわからないと思って生きてるし、ギリギリでいつも生きていたいからさ (私は中学生にして二度と同じ現場は訪れないと心得た。2008年のエイトだよ全員集合がちゃんと円盤化されなかったの根に持ってる。)
母や意識高い系な友人たちは「コンサートなんて一瞬だけの楽しみに、後で何も残らない一瞬にお金かけるなんて無駄だ、もったいない」と言うが、私は何にいつ使うかもわからないお金を貯めるために、今ある輝きやパッションを見逃すなんて、その方がよっぽどもったいないと思う。
私はやっぱり「(自分も自担も)元気な今日、お金を使いたい」と思う。
もったいないから今お金を使い切る‼︎
明日クレジットカードの引き落としがあるけど、どう考えても口座残高が足りない。初めてクレジットカード止まるかも、、、どうなるのだろうか私は、、、
美しさを永遠のものにするジャニーズとジャニヲタ ~シェイクスピアの詩で解釈するジャニーズ~
最近大学の授業でシェイクスピアのソネット(14行でつづる英語の詩)18番『夏の一日』に触れる機会があり、詩を読みながら「シェイクスピアが思ったことって、ジャニヲタの私と通ずるものがあるかも!」と感じたので今回はその事についてまとめようと思う。
Shall I compare three to a summer’s day?
君を夏の一日に例えてみようか?
Thou art more lovely and more temperate:
君の方がずっと素敵だし、ずっと穏やかだ
Rough winds do shake the darling buds of May,
夏の荒々しい風は草木を揺さぶり
And summer’s lease hath all too short a date;
それにあまりに短い間しか続かない
Sometime too hot the eye of heaven shines,
時に太陽が熱く照り付けるけど
And often is his gold complexion dimmed;
その黄金の表情も雲に隠されることがある
And every fair from fair sometime declines,
美しいものはどれも衰え行く
By chance or nature’s changing course untrimmed;
偶然や自然の移り変わりによって失っていく
But thy eternal summer shall not fade,
しかし君の永遠の夏は決して色褪せない
Nor lose possession of that fair thou ow’st,
君の持つ美しさが失われることはない
Nor shall Death brag thou wand’rest in his shade,
君を闇に誘い込んだと死神に自慢させない
When in eternal lines to time thou grow’st.
永遠の詩の中で君は一緒に成長するのだ
So long as men can breathe or eyes can see,
人間か息をし 目がものを見る限り、
So long lives this, and this gives life to thee.
この詩は生き続け、君に命を与え続ける
日本語訳は私が授業で習った解釈によるものなので多少誤差?があるし、かなりざっくりだとは思うが…。
私自身シェイクスピアについて全くの素人でこの詩も授業で初めて知ったのだが、この18番は最も有名な詩でシェイクスピアがある美しい青年についてよんだ詩なんだそう。
シェイクスピアはつまり「”美しさ”は自然の摂理と同じで永遠ではない、一瞬のうちに終わってしまう。でも(永遠に残る)この詩の中で君の美しさに永遠の命を与えたから君は恐れることはないんだよ」ということをこの詩で伝えている。
この詩を読んで感じたことがある。
ージャニー社長がしていることって、まさにこの「彼らの放つ一瞬の輝きや美しさに永遠の命を与えること」なのではないだろうか?ー
彼らが今、私たちに魅せてくれている美しさ*1には限りがある。それは彼らが人間だから、年を取っていつかは死んでしまう人間だから。永遠に続かないのだ。だからこそ美しいのかもしれない。
でも今ある美しさをCDやDVDに焼き付けたり、コンサートや舞台、テレビや映画で証言していくことで永遠のものに出来るのではないだろうか。
もちろん、ただ記録すれば永遠の命を吹き込めるのというものではない。シェイクスピアの詩が400年経った今でも人々に読まれているように、我々が死んだ後も、後世に伝えられ続けなければ永遠の命を吹き込んだことにならない。きっと彼らがどんなに美しくて、それを見た我々が「世界一だと」語っても、証言する人間が単なる一般人で少数人しかいなかったら永遠にはならない。やはり永遠に残していくためには国民の記憶に焼き付けるような、世界中の人に知られるようなヒット作品でなければいけない。
ジャニーさんは彼らの美しさに永遠の命を吹き込む力を持っているのではないだろうか?
現にジャニーさんは「チャート一位を獲得した歌手を最も多くプロデュースした人物」「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのNo.1シングルをプロデュースした人物」という3つのギネス記録を持っている。
ジャニーさんは彼らの美しさを国民的なものにする力を、彼ら美しさを世界の人々に知らしめる力を持っていて、400年後も永遠に彼らの美しさを残し続けることが出来る者*2の一人だと思う。そういった意味で彼らを国民的スターに育て多くの人々に伝えるジャニーズ事務所はすごいんだと思う。
さらに言うとジャニーズ事務所は「未完成の美しさ」から「洗礼された美しさ」、「成熟した美しさ」まで年齢と共に変化していく彼らの美しさをその時々で保存していく。声変わりする前のHey!Say!JUMP「Ultra Music Power」、奇跡の美少年だった岡田師範が拝めるV6「MUSIC FOR THE PEOPLE」など…言い出したらキリがない。 その時々でしか出せない美しさを様々な媒体に収めていく。アイドルという職業の寿命を延ばし彼らの変化を20年・30年というスパンで見守ることができる。彼らの美しさを人生と共に追いかけていくことが出来る。それがジャニーズ事務所なのだ。
ー我々ファンも「彼らの美しさに永遠の命を与える」ひとりなのではないだろうか?ー
そして我々ファンもCDを買ったり、コンサートや舞台に足を運んだり、テレビや映画を見ることで彼らの美しさに永遠の命を吹き込んでいるのではないだろうか?CDがオリコンで1位になって、ミリオンヒットになって、出演するドラマの視聴率が高くて、映画の興行収入が高くて、多くの人に知られ認められるから「国民的」になる。
もちろん「彼らの美しさに永遠の命を与えるんだ」という使命感でファンをやっている人だけではないと思うし、むしろシンプルに「彼らの美しさを自分の目に、耳に、記憶に焼き付けておきたい」「彼らに惚れている」「彼らの楽曲、作品が好き」という感情でファンになっている人がほとんどだと思う。でもキッカケや理由が何にせよファンは「彼らの美しさ」の証言者であり、もしかしたら「彼らの美しさ」を400年後にも続く永遠のものにしている一人なのかもしれないと思う。
長々と語ってしまったけど、結局何が述べたかったかというと
「ジャニーさんと私たちがしてることってシェイクスピアと同じだね!400年前も今も考えること同じだね!永遠に語り継がれるくらい声を大にして今の彼らを愛していこうぜ!Sexyサンキュー!!」ってことです。
私はこれからもCDやDVDを買って、コンサートや舞台に行って、ドラマや映画を見て、彼らが魅せてくれる煌めきや尊く美しい輝きの一つ一つを愛して証言していきたい。
ジャニーズよ、永遠に…
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「僕たちは今までもずっと悔しいんです。上には上がいるし…ずっとコンプレックスを抱えながらやってます。でも毎回その時に出来る全力を、今出来ることを全力でやってます。これが、今年の、今僕たちが出来る全てです」
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関ジャニ∞の元気がでるCD‼︎を聞いてこれは絶対にライブで聞かなくては!という衝動に駆られ急遽3日前にチケットを入手し5年振りに参戦する運びとなった。
「まずは子供エイター!」\いぇ〜い/